
売上の数字と、現場の状況を合わせて見る
歯科衛生士部門の売上が思うように伸びない。その原因を考えるとき、患者数やスタッフの人数だけに目を向けていないでしょうか。
まず確認したいのは、患者に必要な診療を継続して届けられているか、そして衛生士が専門性を発揮できる体制になっているかという点です。売上の数字と現場の状況を合わせて見ることで、医院に合った改善の方向を考えやすくなります。
1.売上の合計だけで判断していないか
月間売上は部門の状況を知る指標ですが、その数字だけでは、伸び悩みの背景までは分かりません。
予約が入っていても、実際には空き時間が生じている場合があります。一方で、スタッフが忙しく動いていても、その負担が数字からは見えないこともあります。
「売上がいくらだったか」に加えて、「現場ではどのような状況だったか」を振り返ることが、課題を整理する出発点です。
2.患者がメインテナンスに通う意味を理解しているか
次の予約を取ることと、患者が納得して通い続けることは、同じではありません。
自分の口腔内がどのような状態なのか。なぜ継続的な管理が必要なのか。通院によって何を維持・改善していくのか。
こうした意味が患者に伝わっているかを確認したいところです。一人ひとりが通院の必要性を理解できる説明と関わりを大切にします。
3.診療時間と内容が、患者に合っているか
患者の状態や必要なケアは一人ひとり異なります。
診療予約枠の見直しでは、時間の長さだけでなく、その時間で必要な診療と説明を届けられているかを考えます。
患者に適した診療内容と、現場で無理なく対応できる時間。その両方を踏まえて、現在の運用が医院に合っているかを確認します。
4.衛生士が専門性を発揮できる体制になっているか
歯科衛生士部門の改善は、個々のスタッフの努力だけで進めるものではありません。
衛生士の役割が明確になっているか。歯科医師や受付と必要な情報を共有できているか。患者に必要な対応について、考えを伝えたり相談したりできるか。
衛生士が主体的に動けるよう、医院全体の連携や運営体制にも目を向けることが大切です。
5.数字の変化を、現場の改善につなげているか
数字は、集計するだけでは改善につながりません。
前月と比べて何が変わったのか。その時期に現場で何が起きていたのか。取り組んだ内容を続けられているか。
結果と日々の診療を結び付けて振り返り、次に確認することを決めていく。その積み重ねが、医院に合った運営を考える材料になります。
人員や設備を増やす前に、現在の体制を見直す
合同会社タイムが支援した1医院では、衛生士の人数・勤務時間・使用チェア数を変えず、1年間で衛生士月間売上が350万円から500万円へ改善しました。
患者が通う意味を理解し、一人ひとりに適した診療を受けられることを重視しながら、運営体制とメインテナンス体制を見直した事例です。
これは1医院での実績であり、改善の方向や結果は医院の状況によって異なります。詳しくは、下の関連リンクから改善事例をご覧ください。
歯科衛生士部門の課題を、一緒に整理しませんか
売上が伸びない背景や、見直すべき点は医院によって異なります。合同会社タイムでは、現場の状況を伺い、医院の課題に合わせた支援を考えます。
1医院から相談可能です。関西での訪問対応で、単発相談・継続支援に対応しています。初回相談は無料です。下の「会社情報・お問い合わせ」からご相談ください。
